トレードにはリスクが伴います。Tradewaysはトレード日誌と分析ソフトウェアを提供しており、投資助言は行いません。 リスク開示を読む.
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R倍数は、エントリー時に取った初期リスクを単位として表すTrade結果です。1Rは、エントリーからStop Lossまでの金額差に相当します。リスク額の2倍を得たTradeは+2R、Stop Lossに達したTradeは−1Rです。各結果をそれぞれのリスクで換算するため、マイクロ先物のスキャルピングでの+2Rと、株式のスイングポジションでの+2Rは、口座の計算上は同じ意味を持ちます。この標準化により、Rはトレード日誌で共通して使える単位になります。
Rはエグジット時ではなく、エントリー時に決まります。初期リスク(1R)は、価格がStop Lossに達した場合に失うTrade単位の金額です。Rで表す結果は、実現損益をこの金額で割ります。
例を見ます。$50.00で200株を買い、Stop Lossを$48.50に設定します。初期リスクは1株あたり$1.50 × 200 = $300です。この$300が1Rです。エグジット別の結果は次のとおりです。
株数、エントリー価格、商品は結果から除かれます。$300をリスクにさらして$900の利益を確定した原油Tradeも+3Rです。エントリー時にRを固定すれば、サイズ、価格、市場が異なるTradeを同じ軸で比較できます。Trade前に1Rの距離を設定するには、リスクリワード計算ツールを使えます。
金額だけのP&Lでは、Tradeの質とポジションサイズが混ざるため、Tradeの質を判断しにくくなります。Rはサイズの影響を取り除きます。$2,000をリスクにさらして得た+$500(+0.25R)より、$100をリスクにさらして得た+$300(+3R)のほうが、金額は小さくてもTrade結果は優れています。判断はR、サイズは金額で評価すれば、2つを混同せずに済みます。
この違いは期待値に表れます。一定数のTradeでR倍数を平均すると、リスク1単位あたりのEdgeが分かります。直近100件のTradeが平均+0.35Rなら、リスクにさらした$1あたり平均35セントを得たことになります。1契約でも10契約でも同じです。この数値が期待値の基礎であり、システムの規模を拡大できるかを判断する材料になります。ポジションサイジングにも直接つながります。Rでの期待値と勝敗の分布が分かれば、口座がTradeごとに負担できるリスクを計算できます。
よくある誤解は2つあります。1つ目は、平均Rと安定性を同じものとして扱うことです。まれな+8Rによる平均+0.5Rと、安定した+1Rの勝ちによる平均+0.5Rでは、結果の分布が大きく異なります。平均だけでなく分布を確認してください。2つ目は、Stop Lossが実際に守られていなければRも正しくないことです。Trade中にStop Lossを広げたり外したりすると、記録した1Rは実効リスクではなくなり、その後のR指標も実態を示しません。
Rで期待値を測っても、Tradeごとのリスクを抑えて破産確率を十分に低くしなければ、長期的な結果へ到達できません。R倍数とサイジングは同じ課題の両面です。エグジット分析では、確定したRを最大有利変動と比較すると、各Tradeの可能性をどの程度確定できたかが分かります。Rでの平均利益と平均損失が分かれば、損益分岐勝率も求められます。実際の勝率がこれを下回ると、見た目が良いシステムでも損失が積み上がります。