ポジションサイジングとは、Stop Lossに達した場合の損失が、あらかじめ決めた口座残高の一定割合になるように、購入する株数、契約数、ロット数を選ぶことです。エントリーと口座の存続を結び付ける判断であり、同じSetupでも数量によって慎重にも無謀にもなります。適切なサイジングなら連敗を管理できますが、誤れば1回のTradeで口座を失う可能性があります。多くのトレーダーはエントリー位置を重視し、数量を後回しにしますが、順序が逆です。
計算方法
基本的な方法は、固定比率によるサイジングです。1回のTradeで口座の何%まで失ってよいかを決め、Stop Lossまでの距離から数量を求めます。
具体例を見ます。口座残高は$50,000で、1%にあたる$500をリスクにさらします。原油先物(CL)をLongで取引し、各契約は$0.01のTickで$10、つまり1ポイントで$1,000動きます。$78.40で買い、Stop Lossを$77.90に置くと、値幅は$0.50で、1契約あたり$500のリスクです。
ポジションサイズ = $500 ÷ $500 = 1契約です。
Stop Lossを$78.15まで狭めると、値幅は$0.25、1契約あたり$250となり、同じ$500のリスクで2契約を持てます。数量は変わりましたが、金額リスクは変わりません。これが要点です。確信の強さではなく、Stop Lossまでの距離が数量を決めます。ポジションサイズ計算ツールでは、エントリー、Stop Loss、口座リスクを入力すると、どの商品でも計算できます。
重要な理由
利益はエントリーで決まるように見えますが、口座の維持を左右するのはサイジングです。方向を多くの場面で正しく判断できても、数量が大きすぎる負けが数回続けば口座を失う可能性があります。損失は小さくなった残高に対して複利で影響します。50%のDrawdownからBreakevenへ戻るには100%の利益が必要です。そのため、選んだ数量は破産確率とDrawdownの深さを直接左右します。
固定比率サイジングには防御機能があります。口座残高が減ると金額リスクも減るため、不調が続いても損失の進行が遅くなります。固定株数のサイジングには、この仕組みがありません。
典型的な問題は、レバレッジのかけすぎです。1回のTradeで5〜10%をリスクにさらしても、勝っている間は問題なく見えます。しかし、数百件のTradeでは珍しくない6連敗で、口座は30〜60%減ります。レバレッジを使うと、資金規模を大きく超えるポジションを持てるため、通常の逆行でも口座を失う可能性があります。ケリー基準のような積極的なサイジングモデルは、理論上の長期成長率を最大化しますが、多くの人が耐えられない変動を生みます。そのため、実務ではフルケリーの一部だけを使います。どの手法でも、先に損失上限を決めるという原則は同じです。
関連する概念
ポジションサイジングは、複数のリスク概念の中心にあります。結果をR倍数で表し、金額ではなくリスク単位で各Tradeを測れば、異なるポジションサイズでも成績を比較できます。レバレッジとロットサイズを理解すれば、リスク予算をBrokerが受け付ける実際の数量へ換算できます。サイジングを積極的にするほど、破産確率も確認する必要があります。
サイジングを一貫させると、その効果は記録に表れます。Tradewaysのトレード日誌に各Tradeの計画リスクと実現結果を記録すれば、実際の金額リスクが予定した割合と一致しているかを確認できます。この差が、サイジングの規律が崩れる箇所です。
トレードにはリスクが伴います。Tradewaysはトレード日誌と分析ソフトウェアを提供しており、投資助言は行いません。 リスク開示を読む.
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