平均利益を平均損失で割った値がペイオフ比率です。一般的な勝ちTradeが、一般的な負けTradeの損失$1あたり何ドルを得るかを示します。2.0なら、勝ちTradeは平均して負けTradeの2倍の金額です。勝つ頻度は示さず、2つの結果の大きさの違いだけを測ります。単独では不十分ですが、勝率と組み合わせると、利益の構造に持続性があるか、一時的な連勝かを判断できます。
計算方法
決済済みTradeを勝ちと負けに分け、それぞれを別に平均します。
100件のTradeで、40件の勝ちによる総利益が$12,000、60件の負けによる総損失が$6,000だったとします。平均利益は$12,000 ÷ 40 = $300、平均損失は$6,000 ÷ 60 = $100です。ペイオフ比率は$300 ÷ $100 = 3.0で、勝ちTradeは負けTradeの3倍の大きさです。
最初に手数料やスワップを引く前の総損益を使い、エグジットの構造だけを確認します。次に費用を差し引いた純損益で計算し、口座へ実際に反映される値を確認します。符号の扱いは統一してください。平均損失を正の絶対値で表すと、比率をそのまま倍率として読めます。
重要な理由
ペイオフ比率はEdgeの半分です。勝率と組み合わせて、長期的にTrade 1件が増減させる平均金額である期待値を求めます。高いペイオフ比率は低い勝率を補え、高い勝率は低いペイオフ比率を補えます。どちらも単独では安全に判断できません。
上の例では、勝率40%だけを見ると低く感じますが、ペイオフ比率3.0を含めると見方が変わります。Trade 1件あたりの期待値は、(0.40 × $300) − (0.60 × $100) = $120 − $60 = +$60です。勝つ回数より負ける回数が多くても、利益が頻繁な小さな損失を上回ります。
負けを早く抑え、勝ちを伸ばす理由もここにあります。勝ちTradeを早く決済するたびに平均利益が下がり、負けTradeをStop Lossより長く保有するたびに平均損失が上がります。どちらも比率を下げ、期待値を0へ近づけます。Stop Lossを厳守し、利益を伸ばす余地を残すと、差を有利な方向へ広げられます。このためトレーダーはR倍数を使います。毎回1Rをリスクにさらし、勝ちを3Rまで伸ばせば、結果が出る前からペイオフの構造を決められます。リスクリワード計算ツールで事前に計画し、エグジットまで守ってください。
この指標は、P&Lの推移だけでは見えにくい習慣も示します。口座資産が増えていても、ペイオフ比率が1.0未満へ下がっていれば警告です。勝率だけで利益を維持しており、通常の連敗でも想定以上の影響を受ける可能性があります。TradewaysのDashboardでは、平均利益と平均損失を並べて追跡できます。エグジットの規律が変わったときに比率がどう動くかを確認できます。
関連する概念
ペイオフ比率は期待値の要素であり、もう1つは勝率です。プロフィットファクターは、同じ利益と損失を発生頻度で重み付けします。エントリー前にR倍数で計画したリスクリワードに対し、ペイオフ比率は実現した結果を示します。4つを併せて確認すると、勝つ頻度、利益の大きさ、Edgeが積み上がるかを把握できます。
トレードにはリスクが伴います。Tradewaysはトレード日誌と分析ソフトウェアを提供しており、投資助言は行いません。 リスク開示を読む.
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